2011年12月31日土曜日

ホアファイ村中学校と駒澤大学の合同水質調査

12月24日から3日間にわたって、Linkの活動地であるホアファイ村の中学校と駒澤大学の合同水質調査プロジェクト“水環境からみるホアファイ村”を行いました。
今回で3回目となる交流調査は、双方にとってすっかり年末の恒例行事となっています。

初日はいつものように挨拶・自己紹介を済ませると、調査手順の説明、実際に川に行っての器具の使い方の練習などを行いました。

2日目は2つの班に分かれ、実際に川に行って調査を行いました。
調査項目は流量、温度、電導率やph、COD、全硬度や硝酸イオン、アンモニウムイオンのほか、今年から透視度も加わりました。

             〔写真1〕河原での水質調査の様子

なんとかお昼までに6地点での調査を終え、午後は親睦を兼ねて、近くの洞窟までみなで遠足に行きました。

3日目はみなで地図を作成し、取ってきたデータを書き込み、大学の先生が今年のデータから言えること等を説明しました。

3回目ともなると、中学校も大学側もいろいろと要領がよくなって、現場での調査もまとめのワークショップも、たいへんスムースにいくようになりました。

            〔写真2〕データをまとめて地図に落とす作業

        〔写真3〕まとめたデータから言えることを高木教授が説明

また、データの蓄積によって、年ごとの比較などもできるようになり、何よりも双方の信頼関係の醸成によって、とっても楽しい3日間とすることができました。
午後は、恒例の駒澤大学が日本食を作ってふるまう企画を実施。

今年の出し物はお団子。小豆やきな粉など何通りもの味付けで子どもたちから先生まで魅了しました。

             〔写真4〕みんなで日本の団子を作り!

そのままいつもの交流会に移り、子どもたちの北タイのダンスや楽器演奏なども披露され、遅くまで歓談が続きました。


Linkでは“環境教育カリキュラム作成支援事業”の一環として位置づけ、継続してきたいと思っています。

【参考】これまでの本事業に関する“きむろぐ”での報告は、以下の通り。
2009年12月31日「ふたつのスタディーツアー」第1回目の交流事業の様子
2010年4月13日「続報・ホアファイ村での川の調査」乾季のデータ収集の様子
     8月16日「夏休みに入ってからのLink」雨季のデータ収集の様子
2011年1月5日「あけましておめでとうございます」第2回目の交流事業の様子
     8月6日「ホアファイ村に行ってきました」雨季のデータ収集の様子
また、東日本大震災に際してのホアファイ村からのメッセージは以下にも記載。
2011年6月8日「タイ人たちの思い」
 どうぞご覧下さい。

(き)



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