きょう、チェンマイ市から東へ40km程のぺ村で、村の情報や地図をまとめた冊子“村の百科事典”を村人に引き渡す、通称“完成式”を行ってきました。
この村での活動は昨年の5月から行ってきたもので、かなりの時間を費やしました。
時間がかかったのは、一つには雨季(おおよそ5月~9月)に雨が非常に多くて活動ができなかったこともありますが、これまでの経験から冊子の改良を重ね、最終稿はチェンマイ大学の専門家に詳細に校正してもらったということもあります。
コミュニティー林の地図に加え、今後、村人が何らかの活動を行う際に、少しでも使いでのあるように様々な工夫を凝らしました。
重点はもちろん村人の森林(環境)保全活動の支援にあります。
電気が入り、道路が整備され・・・といった、村が発展してきた経緯と合わせ、開発によって失われた村人の食料とする魚や鳥、植物などの記録も入れて一覧にし、トータルな変化の把握が一見して分かるようにしてみました。
村人がコミュニティー林を森林局に申請する際に利用することも念頭に、データを一層見やすくするなどの点にも力を入れました。
完成式は村長の発案で、村人の守ってきた森の中に、机といすを並べて行いました。
村人だけでなく、学校長や隣接する村の村長も招待しました。
森林局員が忙しくて参加できなかったことは残念でしたが、行政区評議会のスタッフがマイクやプロジェクターも運び込んでくれ、アドバイザーを務めてくれているチェンマイ大学の教授もていねいなコメントをしてくれました。
サムニアンが冊子の説明をしました。
地図の見方や、学校での環境教育への応用方法などの提案も行い、涼しい木陰でのワークショップは2時間ほどで終了しました。
取り敢えずこの村での活動は終了です。
しかし要は、今後、村人がこの冊子にさらに情報を足していき、どれだけ活用できるかにかかっています。
今後は近隣の村で活動をする予定であり、ぺ村にもしばしば顔を出して、引き続きフォローしていく予定です。
(き)
〔写真1〕“村の百科事典”の説明ワークショップの様子
※写真をクリックすると、拡大して見ることができます。
〔写真2〕完成式を終えて
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2011年1月28日金曜日
2011年1月25日火曜日
スタッフ募集!!
Linkでは現在、来たる4月からチェンマイの事務所で働くスタッフの募集を行っています。
環境や人権について強い関心のある人、忙しくて嫌というほど勉強しなければならないですが、自分の道は自分で切り拓くんだという気概のある人、ぜひ応募してください。
私たちといっしょに、人のために働きましょう!
詳細は以下まで。
http://www.geocities.jp/link_chiangmai_forest/download.html
き
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環境や人権について強い関心のある人、忙しくて嫌というほど勉強しなければならないですが、自分の道は自分で切り拓くんだという気概のある人、ぜひ応募してください。
私たちといっしょに、人のために働きましょう!
詳細は以下まで。
http://www.geocities.jp/link_chiangmai_forest/download.html
き
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2011年1月5日水曜日
あけまして おめでとうございます
あけましておめでとうございます
ずいぶん久しぶりの更新となってしまいました。
みなさんお元気で、よい年を迎えておいでのことと存じます。
私たちLinkも忙しく活動を続けています。
年末にはこれまでも何度かお伝えしてきた駒澤大学と、チェンマイ県北部の山村にあるホアファイ村中学校の交流事業、“水環境から村のことを知ろう”が実施されました。
今年は日本からの参加者の大半がリピーターで、訪れる方も受け入れ側も、コーディネートずる私たちLinkのスタッフにも、多少の余裕があったかも知れません。
大学側はチェンマイ市内で調査を行った後は、一気に北のラオスとの国境を目指し、そこからメコン川、次にコック川、そしてファーン川と、村のあるファーン川の源流部を目指して水質調査を繰り返しながら遡上していきました。
今年もメインは村での3日間。
緊張しながらも一生懸命迎えてくれた村の子どもたち。
再びこの地を訪れ、ハードな調査日程をこなし、視野を拡げた学生たち。
日タイ双方の熱心な教師たち。
命をかけて森や水を守ってきた村人たちの専門家に対する質問はいつまでも続き・・・・
満天の星空は日を追うごとにその美しさを増しつつも、あっという間に私たちの頭上を予定された回数だけ駆け抜けていき、気づけば晦日、別れの日になっていました。
最後は中学校で、北タイの伝統にならって、全員が手首に聖糸を巻く儀式をしてもらい、帰途に着いたのでした。
毎年少しずつ人は入れ替わっていきますが、ここに学んだ人たちがいつか、日本の、タイの、そしてアジアの環境保全を担う次の世代となって活躍すると同時に、交流の大きな流れとなって日本とタイを結んで行ってくれることを祈り、また同時に彼や彼女たちが十分にその可能性を感じさせてくれた1週間でした。
Linkの環境保全活動支援事業。
2011年も引き続きご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
〔写真1〕水源林を見に山登りした時の様子
※写真をクリックすると、拡大して見ることができます。
〔写真2〕ホアファイ中学校での集合写真
(き)
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ずいぶん久しぶりの更新となってしまいました。
みなさんお元気で、よい年を迎えておいでのことと存じます。
私たちLinkも忙しく活動を続けています。
年末にはこれまでも何度かお伝えしてきた駒澤大学と、チェンマイ県北部の山村にあるホアファイ村中学校の交流事業、“水環境から村のことを知ろう”が実施されました。
今年は日本からの参加者の大半がリピーターで、訪れる方も受け入れ側も、コーディネートずる私たちLinkのスタッフにも、多少の余裕があったかも知れません。
大学側はチェンマイ市内で調査を行った後は、一気に北のラオスとの国境を目指し、そこからメコン川、次にコック川、そしてファーン川と、村のあるファーン川の源流部を目指して水質調査を繰り返しながら遡上していきました。
今年もメインは村での3日間。
緊張しながらも一生懸命迎えてくれた村の子どもたち。
再びこの地を訪れ、ハードな調査日程をこなし、視野を拡げた学生たち。
日タイ双方の熱心な教師たち。
命をかけて森や水を守ってきた村人たちの専門家に対する質問はいつまでも続き・・・・
満天の星空は日を追うごとにその美しさを増しつつも、あっという間に私たちの頭上を予定された回数だけ駆け抜けていき、気づけば晦日、別れの日になっていました。
最後は中学校で、北タイの伝統にならって、全員が手首に聖糸を巻く儀式をしてもらい、帰途に着いたのでした。
毎年少しずつ人は入れ替わっていきますが、ここに学んだ人たちがいつか、日本の、タイの、そしてアジアの環境保全を担う次の世代となって活躍すると同時に、交流の大きな流れとなって日本とタイを結んで行ってくれることを祈り、また同時に彼や彼女たちが十分にその可能性を感じさせてくれた1週間でした。
Linkの環境保全活動支援事業。
2011年も引き続きご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
〔写真1〕水源林を見に山登りした時の様子
※写真をクリックすると、拡大して見ることができます。
〔写真2〕ホアファイ中学校での集合写真
(き)
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