2012年2月23日木曜日

トゥンパーカーヌア村での活動開始!

2月22日、クランドン村に続いて、同じくメーワン郡トゥンピー区にあるトゥンパーカーヌア村でも活動を行うことが決まりました。

夜8時に始まった村長宅での役員会議では、サムニアンと木村がスライドを使って活動の主旨を説明。
後半では、「つまりこれは次の世代、子どもたちのための活動ということだな」、「村長、やろう、これ、やろう」といった意見が相次ぎ、早速今週末にはGPSの測位を始めることに。
来週中にはすべての情報収集を終える予定まで立ちました。

トゥンパーカーヌア村は、クランドン村に隣接し、同様に森林のない村です。
しかしこれらの村をつないでいくことで、北タイでももっとも豊かなこの地域の河川利用、ひいては同区内に発する水源の森林保全に対する意識の高まりを促すような活動にできればと思っています。

「子どもたちのために」

新しいフィールドでの真剣勝負の始まりです。

(き)

〔写真1〕チェンマイ市内から村に向かう国道

〔写真2〕村長宅での会合のようす



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2012年2月1日水曜日

クランドンでの活動、進行中!

きのう、乾季のど真ん中にもかかわらず時々雨が降るなかを、クランドン村に行ってきました。

1月25日の村のリーダーたちとの会議で活動開始が合意され、27日には村境と宅地のGPS測位をほとんど終え、きのうは村およびその周辺で見られる“生き物”のデータ収集を行いました。

印象的だったのが、面積の少ない平地村にも関わらず、かなりの数の動物や昆虫、植物の名前を収集できたこと。また、30年近く前に農薬を撒き始めてから魚がぐっと減ったことを村人がはっきり覚えていること。そしてもう一つ、いつも思うのですが、日本の農家の人に比べて昆虫などの名前を知る数が少ないように思われることでした。

どうして日本人はあんなにたくさんの生き物の名前を知っているのか、それともタイ人はあまり関心がないのか?
ただし、食べられるキノコや植物の名前は非常によく知っています。
つまり日本人が、食べられもしない昆虫などにも関心を示すということか?

ちなみにタイには網と虫カゴをもって虫を採って遊びにしたり、鳴かせるだけのために虫を飼って餌をやったりする習慣はありません。
日本の“風情(ふぜい)”ってやつでしょうか。

真冬のいま、この話書いてもピンと来ないかも知れませんが・・・・

最後に、日中は30度近くになるクランドン村の1月の風景をどうぞ。

(き)

〔写真1〕村の案山子(かかし)

〔写真2〕日本にも輸出されるタマネギ

〔写真3〕タマネギとトウモロコシ

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