2009年11月26日木曜日

冬のチェンマイに来ませんか?!

きむです。
しばしば一言で“熱帯”と括(くく)られがちなタイですが、チェンマイの1年はとても多様な表情を見せてくれます。5月から10月あたりまでは雨季で、比較的暑くて湿度が高いですが、11月から4月あたりまではほとんど全くといっていいほど雨が降りません。このうち前半の11月から2月まではかなり涼しく、すでに今朝あたりも起きると靴下を履きたくなる気候になっています。

12、1月は市内でも最低気温が15度以下になることもあり、さらに私たちの活動する標高700mを超すような村々では、朝の気温が枕元で6~7度なんてこともあります。真冬の東京や大阪で、屋外に寝てるのと同じ!

でも寒いだけではありません。木々がわずかに紅葉すると同時にさまざまな花が咲き誇り、真っ青な空が夜には満天の星空にかわる、とっても美しい季節でもあります。この時期、12月21日からLinkはスタディーツアーを実施します。5泊のうち3泊は活動地であるパカニョーという少数民族の村でホームステーするのですが、この村はカトリックの村で、ここでクリスマスを迎えることになります。
この他にも村人たちの森を守る活動の話を聞き、大河メコンに触れ、遺跡を巡り、国境を感じる盛りだくさんな内容です。

まだ人数に余裕があります。めったにないこの機会にチェンマイにおいでになりませんか? スタッフ一同、お待ちしております。
ただしお申し込みはお急ぎください。詳細はトップページから。
では。

※写真:北タイの冬、色づく山々

2009年11月23日月曜日

きむ登場!

みなさん、“きむろぐ”へようこそ! 木村です。 
Linkのホームページがリニューアルされて既に1ヵ月以上が経ちましたが、同時に設定された“きむろぐ”にきょうやっと書くことができました。他のスタッフとも協力して、今後はなるべく頻繁に活動の様子やこちらのくらしや文化、ニュースなどの紹介をアップしていきたいと思います。
ご覧いただいた皆さんからのコメントをアップするほどの余力はまだないのですが、E-mailを送っていただけるようになっております。ご意見・ご感想、ミスの発見などありましたら、どんどんお送りください。
第1回のきょうはメコン川の話を少し。
Linkの「森を守る人を支えるプロジェクト」は、ほとんどがメコン川の流域で行われています。メコン川は遠くチベットに源流を発し、中国、ラオス、ビルマ、タイ、カンボジア、ベトナムを潤して海に注ぐ大河川です。といっても私たちの活動地は、メコン川の支流のコック川の、そのまた支流のファーン川流域がほとんどです。

Linkでは去る11月18日より、スタッフ研修でこの流域の歴史とくらしを4日間かけて見てきました。
初日は朝、チェンマイ県を車で出発し、ルーイ県からノンカイ県まではメコン沿いに200kmほどを走破しました。川の様子は実に多様で、歩いて渡ることもできるような場所もありました。2、3日目は対岸のラオスの首都ヴィエンチャンに渡り、古い仏教寺院や市場、街並みを見て歩いたり、国立博物館を見学しました。3日目の午後にはタイ側に戻り、バンチアンという先史時代からの遺跡を見学しました。
4日目は行きと反対に、メコン流域からチャオプラヤー流域に戻り、チャオプラヤー川の4大支流のナーン川、ヨム川、ワーン川、そしてチェンマイを流れるピン川と辿って戻りました。なかでもナーン川は、美しかったです。






上の写真3枚ははルーイ県から対岸のラオス側を見たもの。下の3枚はヴィエンチャンからタイ側を見たものです。季節によって、場所によって、非常に変化に富んだ表情を見せる美しい大河メコン。みなさんも一度お尋ねください。