2010年11月22日月曜日

ローイ ローイ クラトーン♪

今日は、タイのお祭り、「ローイ・クラトン」についてご紹介したいと思います。

この時期、街のいたるところで「ローイ ローイ クラトン♪」とこのお祭りを歌った軽快な曲が流れていますので、頭から離れず、気づくと口ずさんでしまっています。ついブログのタイトルまで……

ローイ・クラトンは、タイの伝統的な行事のひとつで、4月のタイ正月:ソンクラーンと並ぶ大きなお祭りです。
ソンクラーンが“水の祭り”だとすれば、ロイ・クラトーンは“火の祭り”という感じだなあ、と私は勝手に思っています。
(ソンクラーンについては、以前、きむろぐでもちょっぴりご紹介しましたので、興味のある方は是非読んでみてください。http://kimlogoflink.blogspot.com/2010/04/blog-post_15.html )

日本語では「灯篭流し」と訳されることもあるこのお祭り、“ローイ”は流すという意味で、“クラトン”は、蓮の花などを型どって作った灯篭のことを指します。毎年11月の満月の晩に、クラトンを川へ流し、川の女神に感謝を捧げるのです。



〔写真〕花で飾られた、きれいなクラトン

ローイ・クラトンはタイのほとんどの地域で行われているそうですが、とくに有名なのはスコタイ、アユタヤ、そして私の住むチェンマイです。
チェンマイ市内の旧城壁跡のお堀や、門の前の広場では、1ヵ月ほど前から可愛らしいオブジェ(?)が作られています。これが、夜にはライトアップされて、とてもきれいです。


〔写真〕チャンプアック門の前。“チェンプアック”は白象という意味です。ちゃんと白い象がいます。


今日がローイ・クラトンのメインの日(満月)なのですが、私は一足先に昨日、ピン川でクラトンを流してきました。

ピン川のほとりには、きれいにデコレートされた山車(だし)も出ていたり、クラトンを流すだけでなく、コムロイという大きな提灯のような、気球のようなものをあげる人もたくさんいたり、とても賑やかでした。コムロイは、中の空気を熱して、空へ飛ばすのですが、このお祭りの間は幾つもいくつも夜空にあがって、オレンジ色の星のようできれいなんです。



〔写真〕象に乗った“王様”の山車




〔写真〕飛び立つ前のコムロイ


ただ、このお祭りで気をつけなくてはいけないのは爆竹と花火!!
お祭り騒ぎのみなさんが、爆竹を鳴らしまくったり、ロケット花火を飛ばしまくったり、賑やか過ぎて……
昨日は、爆竹の音にびっくりし過ぎて寿命が縮まるかと思いました。毎年けが人も出ているようですし、ローイ・クラトンに参加される方は気をつけてください。

お祭りや、賑やかで美しいものが大好きなタイのみなさんが私は大好き(私もお祭り大好き! 賑やかでキラキラしたものが大好き!)なのですが、
川にあまりにもたくさんの花火や爆竹が投げ込まれ、ちょっぴり川の女神さまのことが心配になってしまいました……




(ちぐさ)




さて、このお祭りは、在京タイ王国大使館のホームページでも説明されています。興味のある方はチェックしてみてください。
http://www.thaiembassy.jp/rte1/index.php?option=com_content&view=article&id=117:2009-08-28-08-08-10&catid=42:2009-08-28-05-15-19&Itemid=231

2010年11月13日土曜日

『冬の小鳥』

タイトルにある名前の映画、もうご覧になりましたか?
大阪、東京での上映も、もうすぐ終わりです。
よかったら、ぜひどうぞ。



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