2010年3月21日日曜日

近況 Link !

前回の掲載からずいぶん間が空いてしまいました。
日本からは少しずつ春の便りが聞こえてきますが、年度末、みなさんお元気でお過ごしでしょうか?

前回のブログアップは2月24日。
きょうはそれ以降の約1ヶ月を、駆け足で振り返ります。

まず、2月25日にLinkの本部事務所が、埼玉県の川越から、東京の豊島区に引っ越しました。
◆新しい事務所の住所<東京本部事務所>
〒170-0004
東京都豊島区北大塚3丁目29番3―205号

3月5日に日本で人身売買に反対する活動を続けるNPO“てのひら”の代表が事務所を訪れてくれ、情報交換をしました。
Linkも厳しい状況にある子どもたちにかかわることがありますが、専門家の情報に驚き、また多くを学びました。
知ってますか? “いま、世界で、6秒に1人が、人身売買されているという現実”
http://www.geocities.jp/tenohira_trafficking/
(Linkのホームページリンク集からも入れます)

3月6日~13日は、お茶の水女子大学の“国際協力実習Ⅱ”という授業の受け入れをしました。
村に3泊しながら北タイ山村のくらしや文化に学び、その後ビルマ国境、メコン川、チェンセンやチェンマイの遺跡をめぐり、下町の市場見学なども行いました。
こちらでストリートチルドレン支援を行っている団体のスタッフの協力を得て、夜の街を実地に歩いてみたりもしました。


〔写真1〕お茶の水女子大学の実習にて


14日は関東学院大学のスタディーツアー一行に対して講演をし、北タイ山村住民のくらしがどう森とかかわり、どのような問題を抱えているのか、そのメカニズムについて話をさせてもらいました。
一緒にお昼ご飯も食べに行きました。
イスラム料理。
チェンマイにはイスラムコミュニティーがいくつかあり、おいしい食堂もあるのです!


〔写真2〕関東学院大学のみなさんと


17日には前回のブログで書いたデンムアン村に再び行ってきました。
前回のは予備調査で、今回はお寺の集会場を使っての本格的なワークショップ。
30人以上の村人の参加を得て、村の歴史や、村で見られる、またはかつては見られた生き物の情報を集めました。
1月28日のブログに書いたものと同じ、“村の百科事典”作成のためです。
開発の波が及ぶに従って、魚や貝、鳥など、実に多くの生き物が消えていったことが明らかになりました。
同時にいくつかの外来種が入って、食害が広がったりしています。


〔写真3〕デンムアン村のドーイ寺にて

18日は会報を発送しました。会員のみなさんの手元には1週間程度で届くと思います。
お楽しみに!
1部だけですが、今回からアフリカにも発送されるようになり、これでアジア、アフリカ、北米大陸に会報が届くことになった次第・・・・ちょっと大げさ?
まだ入会していないみなさん、是非、会員になって、Linkを支え、会報をご購読ください!
ご連絡、お待ちしております。

19日には富田が一時帰国。
これまでに年度末の仕事をやっつける必要から、メチャクチャに忙しい毎日が続きました。
富田はしばらく日本で休暇と研修をしてきます。

この文章を書いている今は3月20日、タイ時間午後5時。きのう、おとといと、午後に空が真っ暗になって雷が鳴り響き、実に久々の雨をもたらしたせいで、連日の酷暑はちょっと一息です。
この季節に名物の、山火事によるひどい空気の汚れも多少は改善され、湿度も手伝って、呼吸がしやすい感じで助かります。

2010年度の予定を立てています。来年度に団体でスタディーツアーを予定されている場合は、お早めにご相談ください。

では、きょうはここまで。
〔3月20日記〕(き)