じき、会長の木村が帰国して、関西と関東の各地で講演をして周ります。全部で17回。いつものように、支援者のみなさんに現時点までの活動の報告をすると同時に、「環境と人権、わたしたちのくらし」などについて、共に考えられる機会になればと思っています。
今回はNPO法人レインボーの協力のもと、前回のこのコーナーにも書いたとおり、“天の浮舟”の上映会も多数行います。
また、10月23日(土)に兵庫県武庫川のマイチケットの事務所を借りて行われる“北タイのハンディクラフト展示市”では、北タイの農家に伝統的に伝わる織の技術を生かし、森の恵みから染め上げた、たくさんの草木染めの商品をそろえてみなさんをお待ちしております。現地の写真をスライドで上映するほか、スタッフが終日みなさんのおいでをお待ちしております。
ハンディクラフト:
http://www.geocities.jp/link_chiangmai_forest/subpage06.html
一般に公開されている講演会のスケジュールについては、トップのページに日程をあげておきました。お時間の許す方はご確認の上、ぜひおいで下さい。
スケジュール:
http://www.geocities.jp/link_chiangmai_forest/index.html
お会いできるのを楽しみにしております。
.
2010年10月12日火曜日
2010年9月28日火曜日
豊かさについて考える エコロジーシアター“天の浮舟”
今年の夏もたくさんの人がチェンマイを訪ねてくれました。
スタディーツアー。
日本からの訪問者に、国境近くの少数民族の村で、安全かつ楽しくさまざまな経験をしてもらう。
農家でのホームステーやメコン川のほとりに立つことを通して、環境や開発の問題などについて考えてもらう。
で、最終的には帰った後の日本でのくらしを見直してもらう。
決して豊かさを放棄するというのではなく、もう一つの豊かさ、ほんとうの豊かさみたいなものについて考え、等身大の何かに気づいてもらう。
これがLinkのスタディーツアーの目的とするところ。
最近はこんなことを考えるきっかけになる映像作品などもあって、たとえば映画のアバターは大ヒットしましたね。
エコロジーシアターの“天の浮舟”は、手軽に見ることができ、かつ深~く考えさせられる作品です。
10月の帰国講演では、主にこの作品を参加者に見てもらいながら一緒に考えることにしています。
みなさんも是非ご覧になってみてください!
◆天の浮舟 http://rainbow.gr.jp/ukifune/
(この作品、当然と言えばそうなのですが、スクリーンで大きくしてみると受ける印象がまるで違います。関心のある方はぜひ講演会においで下さい。日程はHOMEのページをご覧ください)
.
スタディーツアー。
日本からの訪問者に、国境近くの少数民族の村で、安全かつ楽しくさまざまな経験をしてもらう。
農家でのホームステーやメコン川のほとりに立つことを通して、環境や開発の問題などについて考えてもらう。
で、最終的には帰った後の日本でのくらしを見直してもらう。
決して豊かさを放棄するというのではなく、もう一つの豊かさ、ほんとうの豊かさみたいなものについて考え、等身大の何かに気づいてもらう。
これがLinkのスタディーツアーの目的とするところ。
最近はこんなことを考えるきっかけになる映像作品などもあって、たとえば映画のアバターは大ヒットしましたね。
エコロジーシアターの“天の浮舟”は、手軽に見ることができ、かつ深~く考えさせられる作品です。
10月の帰国講演では、主にこの作品を参加者に見てもらいながら一緒に考えることにしています。
みなさんも是非ご覧になってみてください!
◆天の浮舟 http://rainbow.gr.jp/ukifune/
(この作品、当然と言えばそうなのですが、スクリーンで大きくしてみると受ける印象がまるで違います。関心のある方はぜひ講演会においで下さい。日程はHOMEのページをご覧ください)
.
2010年9月20日月曜日
夏の終わり
去年と打って変わって、よく雨の降る雨季でした。
日本も異常な酷暑だったようですが、こちらの雨も記録的なものだったようです。
8月16日に日本大学の佐渡友ゼミのスタディーツアーが始まりました。
このゼミの受け入れは今回で5期目になりました。
なぜか今年も気持ちのいいヤツらばかりの一団は1週間後、次の目的地カンボジアに向かって眩しいばかりの笑顔を残して旅立って行きました。
横浜から2つのNGO関係者を受け入れて講演をし、自動車の免許を更新しました。
スタッフの間では村での活動方法についてずいぶん話し合い、自由学校の勉強会も続けています。
9月12日から18日までは京都大学の大学院生の授業を受け入れ、村を周ってきました。
20年来の友人が苦闘の末、ついに京大の教員になって、学生を連れて来てくれました。
時に学生も交え、かつて自分たちが学生だった時のように、毎晩遅くまで議論をしました。
いつにもまして時の経つのが早く感じられ、7日間は瞬く間に過ぎました。
北タイの山の貧困問題はちっとも解決されませんが、こうして一緒にそれに取り組み、共に悩み、時に憤慨できる仲間がいるということは、そしてそんな仲間と時間を共有できるということは、どこか寂しく、どこかいいものでもあります。
あれほど止むことなく降った雨も少しずつ中休みが長くなってきました。
忙しかった夏も終わりに近づいているようです。
そろそろ10月の帰国講演の準備を始めることにしようと思います。

〔写真〕国境にて。その名も ”日本大学佐渡友ゼミ ! ”

〔写真〕京大生と訪れた “国民党の村”ドーイメサロン

〔写真〕 ドーイメサロン村の 第101 茶 プランテーション
※写真をクリックすると、拡大して見ることができます。
.
日本も異常な酷暑だったようですが、こちらの雨も記録的なものだったようです。
8月16日に日本大学の佐渡友ゼミのスタディーツアーが始まりました。
このゼミの受け入れは今回で5期目になりました。
なぜか今年も気持ちのいいヤツらばかりの一団は1週間後、次の目的地カンボジアに向かって眩しいばかりの笑顔を残して旅立って行きました。
横浜から2つのNGO関係者を受け入れて講演をし、自動車の免許を更新しました。
スタッフの間では村での活動方法についてずいぶん話し合い、自由学校の勉強会も続けています。
9月12日から18日までは京都大学の大学院生の授業を受け入れ、村を周ってきました。
20年来の友人が苦闘の末、ついに京大の教員になって、学生を連れて来てくれました。
時に学生も交え、かつて自分たちが学生だった時のように、毎晩遅くまで議論をしました。
いつにもまして時の経つのが早く感じられ、7日間は瞬く間に過ぎました。
北タイの山の貧困問題はちっとも解決されませんが、こうして一緒にそれに取り組み、共に悩み、時に憤慨できる仲間がいるということは、そしてそんな仲間と時間を共有できるということは、どこか寂しく、どこかいいものでもあります。
あれほど止むことなく降った雨も少しずつ中休みが長くなってきました。
忙しかった夏も終わりに近づいているようです。
そろそろ10月の帰国講演の準備を始めることにしようと思います。
〔写真〕国境にて。その名も ”日本大学佐渡友ゼミ ! ”
〔写真〕京大生と訪れた “国民党の村”ドーイメサロン
〔写真〕 ドーイメサロン村の 第101 茶 プランテーション
※写真をクリックすると、拡大して見ることができます。
.
2010年8月16日月曜日
夏休みに入ってからのLink
また更新するのが久々になってしまいました。
スタッフ一同、とても忙しく活動にいそしんでいます。
夏休みということもあって、日本からNGOや研究者、学生、“なかへち国際交流の会”のメンバーや大学のスタディーツアーの訪問を次々に受けています。
この他にもスタッフ研修の実施、自由学校の開催、ペ村での地図作成など、さまざまなことを行っています。
7月30日からはLinkのスタディーツアーを実施。
6名の参加者と村を訪れ、村人やLinkの活動を見て回りました。
8月6日からは、環境教育促進事業として昨年より駒澤大学と継続的に行っているホアファイ村での水質調査を、村人と同大の田中先生も一緒に行いました。
きょうはサムニアンがバンコクで研修に参加している他、夜には日本大学の学生さんたちが来て、明日から村を周ることになっています。

〔写真〕スタディーツアーでノンパサン村を訪れました。村長との一コマ

〔写真〕ホアファイ村で行ったファーン川の調査。流量を計測していることろ
.
スタッフ一同、とても忙しく活動にいそしんでいます。
夏休みということもあって、日本からNGOや研究者、学生、“なかへち国際交流の会”のメンバーや大学のスタディーツアーの訪問を次々に受けています。
この他にもスタッフ研修の実施、自由学校の開催、ペ村での地図作成など、さまざまなことを行っています。
7月30日からはLinkのスタディーツアーを実施。
6名の参加者と村を訪れ、村人やLinkの活動を見て回りました。
8月6日からは、環境教育促進事業として昨年より駒澤大学と継続的に行っているホアファイ村での水質調査を、村人と同大の田中先生も一緒に行いました。
きょうはサムニアンがバンコクで研修に参加している他、夜には日本大学の学生さんたちが来て、明日から村を周ることになっています。
〔写真〕スタディーツアーでノンパサン村を訪れました。村長との一コマ
〔写真〕ホアファイ村で行ったファーン川の調査。流量を計測していることろ
.
2010年7月24日土曜日
事務所移転!
こんばんは。
ようやく雨季らしく雨が降る日が続き、うれしいです。
雨が降ったら「断然涼しい!」ですから。
きょうは、Linkスタッフ総出(+引っ越し業者の人々、お手伝いのボランティアさ
ん)で事務所の引っ越しでした。
木村会長をリーダーに、一週間前から少しずつコツコツ荷物の梱包をすすめて、迎えた今日。
荷物の搬出の時には雨にも降られず、無事に搬入が終わって一安心です。
あとは、たくさんの書類や本や地図などをあるべきところに入れるだけ。これがまた一苦労なのですが、Linkスタッフ持ち前のチームワークのよさで片付けます。
前の事務所では、日々の活動はもちろんのこと、村や日本からたくさんの人が会いに来てくれたり、「難しいよう」と言いながらも大好きなチェンマイ自由学校の勉強会をしたり、泣いて笑って、いろんなことがありました。
そういえば、仕事が終わって帰ろうとしたら、事務所前の駐車場にゾウが停まっ
てた!なんてことも。
私には、思い出が詰まった場所なので、ちょっぴり淋しいけれど、新しい事務所でも、これまで以上にがんばります!!
今後ともご支援の程よろしくお願いいたします。
◆Link チェンマイ事務所の住所・電話番号が変わりました◆
新住所:8/15 Mu3, T.Changphuak, A.Muang, Chiang Mai THAILAND
※新しい電話番号については、設置が完了し次第お知らせします。

〔写真〕頼もしいお兄さんがた

〔写真〕チームワークの良さが、売り
(ちぐさ)
.
ようやく雨季らしく雨が降る日が続き、うれしいです。
雨が降ったら「断然涼しい!」ですから。
きょうは、Linkスタッフ総出(+引っ越し業者の人々、お手伝いのボランティアさ
ん)で事務所の引っ越しでした。
木村会長をリーダーに、一週間前から少しずつコツコツ荷物の梱包をすすめて、迎えた今日。
荷物の搬出の時には雨にも降られず、無事に搬入が終わって一安心です。
あとは、たくさんの書類や本や地図などをあるべきところに入れるだけ。これがまた一苦労なのですが、Linkスタッフ持ち前のチームワークのよさで片付けます。
前の事務所では、日々の活動はもちろんのこと、村や日本からたくさんの人が会いに来てくれたり、「難しいよう」と言いながらも大好きなチェンマイ自由学校の勉強会をしたり、泣いて笑って、いろんなことがありました。
そういえば、仕事が終わって帰ろうとしたら、事務所前の駐車場にゾウが停まっ
てた!なんてことも。
私には、思い出が詰まった場所なので、ちょっぴり淋しいけれど、新しい事務所でも、これまで以上にがんばります!!
今後ともご支援の程よろしくお願いいたします。
◆Link チェンマイ事務所の住所・電話番号が変わりました◆
新住所:8/15 Mu3, T.Changphuak, A.Muang, Chiang Mai THAILAND
※新しい電話番号については、設置が完了し次第お知らせします。
〔写真〕頼もしいお兄さんがた
〔写真〕チームワークの良さが、売り
(ちぐさ)
.
2010年7月22日木曜日
すっかり雨季のチェンマイより
毎日のように、雨が降るようになっています。
真っ青な空に入道雲がムクムクと立ちあがり、午後になると雷とともに滝のような雨が降ります。
かと思えば、山が多いせいでしょうか、北タイでは時には1週間近くも曇天が続き、雨の降ったり止んだりが続くこともあります。
村の地図作りに加え、夏休みを前にスタディーツアーの準備などに追われています。
去る5~6月には関西と関東の20ヶ所で講演やワークショップをしましたが、そのうちの一つで行った講演の内容を掲載していただきました。
http://blhrri.org/info/koza/koza_0211.htm
よかったらご覧ください。
(き)
真っ青な空に入道雲がムクムクと立ちあがり、午後になると雷とともに滝のような雨が降ります。
かと思えば、山が多いせいでしょうか、北タイでは時には1週間近くも曇天が続き、雨の降ったり止んだりが続くこともあります。
村の地図作りに加え、夏休みを前にスタディーツアーの準備などに追われています。
去る5~6月には関西と関東の20ヶ所で講演やワークショップをしましたが、そのうちの一つで行った講演の内容を掲載していただきました。
http://blhrri.org/info/koza/koza_0211.htm
よかったらご覧ください。
(き)
2010年6月29日火曜日
森の出家
日曜日に、サンカンペーン郡にあるペ村で、“森の出家”に参加してきました。
森の出家。スタディーツアーに参加された方はご存知かもしれません。
この儀式は、その名の通りに木を出家させるものです。僧侶は人間が出家する時と同じようにお経をあげ、僧侶と村人みんなで木に布を巻いていきます。巻く布の色は、タイの仏教僧が着る袈裟と同じオレンジです。

〔写真〕木に布を巻く様子(ぺ村 村長)

〔写真〕“袈裟”を着た木
こうすることによって、木の一本一本が、人々から尊敬され大切にされる僧侶と同じになり、「この木を伐るのをやめましょう」というメッセージを打ち出すことができます。森の出家は、森林保全の活動の一つなのです。
また、出家した木が伐られにくくなるだけでなく、この行事を通して森林の大切さや、森を守る活動を村や周りに啓発していくことも、この活動の大事な目的となります。
私とサムニアンがぺ村に着いた時にはスピーカーから大音響で音楽が流れていて、お祭りのように賑やかでした。7人の僧侶、たくさんの村人と一緒に、私も木に“袈裟”を巻かせてもらい、振る舞われた料理をみなさんといただいて、家路につきました。
(ちぐさ)

〔写真〕森は大切
森の出家。スタディーツアーに参加された方はご存知かもしれません。
この儀式は、その名の通りに木を出家させるものです。僧侶は人間が出家する時と同じようにお経をあげ、僧侶と村人みんなで木に布を巻いていきます。巻く布の色は、タイの仏教僧が着る袈裟と同じオレンジです。
〔写真〕木に布を巻く様子(ぺ村 村長)
〔写真〕“袈裟”を着た木
こうすることによって、木の一本一本が、人々から尊敬され大切にされる僧侶と同じになり、「この木を伐るのをやめましょう」というメッセージを打ち出すことができます。森の出家は、森林保全の活動の一つなのです。
また、出家した木が伐られにくくなるだけでなく、この行事を通して森林の大切さや、森を守る活動を村や周りに啓発していくことも、この活動の大事な目的となります。
私とサムニアンがぺ村に着いた時にはスピーカーから大音響で音楽が流れていて、お祭りのように賑やかでした。7人の僧侶、たくさんの村人と一緒に、私も木に“袈裟”を巻かせてもらい、振る舞われた料理をみなさんといただいて、家路につきました。
(ちぐさ)
〔写真〕森は大切
登録:
投稿 (Atom)